原発を考える-1-福島知事選 仮設住宅に住み挑む男、井戸川かつたか

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福島原発は未だ不安定で人々の不安と怒りはピークに達している。
本年10月、福島知事選に出遅れで出馬した1人の男がいる。
井戸川かつたか(克隆)候補だ。

東北外からは福島が今、見捨てられつつある事に私は大変、憂いている。
報道されない被災地の実態は深刻には違いないのだが、「頑張れ東北」に国からリードされ祭りのように騒がれた結果、支援、寄付した義援金は何故人々に届かないのか。

そんな失意の中、知事選に向けた候補者の一人、井戸川かつたか候補に今、生き様に感銘を受けた支持者が熱いエールを送っている。

私は候補者、被災地の人々、様々な動画や記事を見たが、井戸川かつたか氏は確かに至極当たり前の、いわば人間として当然の願いと希望、人命と人権を尊重しようではないか、と訴えているのだ。

小さな町の町長を地道に努めげたにも関わらず、他候補者は井戸川候補をよそに自身の政治家としての手腕、実績をPRしている。

苦戦を強いられている井戸川候補は、他候補者に比べて政界上の権力者の後ろ盾かない。大群を率いた軍団に一人、挑むような戦況だとも感じる。

これについて、すでに諦めムードで、棄権しようかと悔しながら葛藤している被災者もいる。

しかし、井戸川氏の一人逆風に挑み正義と勇気を訴え続ける姿を応援するサポーターの方々の熱意は強い。

正義、勇気を軸に生きる強さを芯に持つ人間は生き様で語る強さを持つ。

暗闇の失意から人々に希望、勇気を引き出す力を井戸川氏は封じられて来た。
事故直後から、何度も避難させたいと動いたが無理だった。
人々を避難させられなかった事を今も謝罪しながら救いたい、と訴えている。

それも自ら仮設住宅に入り人々と同じ暮らしに身を置きながらの、まさに被曝の生き証人として人々を救おうと身を削っている。

かつてこのような孤独な戦に挑んだ知事はいただろうか。
この世界最大となった放射能汚染が暴かれた今、日本の未来は明るくなどない。

東日本に新たな希望が差し込むかに
期待したい。


下記はYouTubeから動画で候補の人柄、訴えがわかるであろう2点を掲載した。
真に民のための政治の在り方とは、
どのような政治をする人が指揮したら実現されるだろうか。
動画を見て皆様は誰に希望を託すだろうか。

孔子の遺した格言を照らしてみたい。

「己達せんと欲して
人を達せしむ。」      孔子

【意味】
自分が目的を達成しよう思うときは、まず人を助けてその人の目的を遂げさせてやる。仁者は事を行うのに自他の区別をしないということ。

井戸川氏の一貫したスピーチの姿勢は正にこの格言通りに相違ないと感じる。

動画
◼︎廃炉除染・復興など6問への回答
福島県民知事選公開討論会  井戸川かつたか
廃炉・除染・復興など6問への回答~福島県知事選挙公開討論会 - YouTube

◼︎クロストーク 福島知事選挙公開討論会