原発を考える-5-タブーをタブー化してはいけない
アーティストからみた”原発”
参考として、番組内の画像、インタビューを文字起こしました。
震災、原発問題・・・
斉藤和義が歌う理由”
番組/ZERO PERSON
(出典元:ZERO PERSNN.YouTube動画より引用し、掲載)
「自分は栃木なので茨城のJCO東海村(事故)があった時もそういう危機感もあったし怖さもあったしふざけんなと思って」
〈1999年9月茨城県東海村で2人が死亡した臨海被曝事故 出身地栃木壬生市は事故現場からおよそ65キロ。当時、この出来事に強い関心を持ったという。〉
「時間が経つにつれそういう怒りが収まってきちゃったりとか
単純にミュージシャンってこんなにレコーディングとかしたりライブやって
電気はバンバン使うしで。
そういう事をろくすっぽ考えもしないでね、来てしまったって事に対しての、
すごい後悔した気持ちもあったし。
でも今回のことは世界で稀にみる初のあんなこと(福島原発事故)なわけで、
そこに対して俺は全然文句言って良いと思ってるし
文句言わないんだったら「それをまた同じ事を受け入れるのか?」っていうのとまた同じ事だと思うので」
〈そして先月15日、福島(福島県会津若松市)で開催された支援ライブでこんな歌を届けた。〉
この国を歩けば原発が54基
教科書もCMも言ってたよ 安全です
ずっと嘘だったんだぜ
やっぱバレてしまったな
ほんと嘘だったんだぜ
原子力は安全です
〜
「とにかくミュージシャンなのでそれを歌として怒りのひとつでも歌でそれを何も出来ないと思ったらすごい虚しかったし。
変にみんなが勝手に自粛してタブーでもない事をタブー化していって、おかしな空気になって行くって、そっちのほうが危険だよ、って思うし。」
ずっと嘘だった/斉藤和義